令和6年10月22日からの4日間を「キャリア・スタート・ウィーク」とし、市内3中学校の2年生221名が74の事業所で職場体験をしました。「キャリア・スタート・ウィーク」は、一人一人の生徒が将来に夢や希望を抱き、その実現を目指そうとする意欲的な態度を育てることを目的に行っています。地域社会と深い関わりをもつ活動となっており、職場の方々との触れ合いを通して、ふるさとへの愛着心を育むことにもつながっています。
働くことの喜びや厳しさを体験した生徒たち。将来の夢や希望をかなえるための大きな一歩となりました。
生徒の振り返り、受け入れ事業所の感想、保護者からの声を紹介します。
【生徒の振り返り】
職員の方々はいつも笑顔で前向きな姿勢で仕事をされていました。職員の方々が「自分らしく幸せに生きている」からこそ、患者さんの幸せを考えて仕事をすることができるのだと感じました。私も常に自分らしさを大切に、生活したいです。
利用者の方が「ありがとう。」「頑張ってね。」と笑顔で声をかけてくれたのが嬉しかったです。最後の挨拶をした時に涙ぐんでいる表情を見て、寂しさと共に、この機会に出会えて良かったと感じました。
仕事をする上で、確認することが大切だと思いました。自分一人では判断できないことが多くあるので、確認することで、安全に正確に作業を進めることができました。また、今の自分に必要なことは臨機応変に対応する力です。活動中は突然質問をされたり新しい作業が入ったりということがありました。周囲の人に確認しながら、突然のことにも対応できるようになりたいです。
【受け入れ事業所の感想】
初めはとても緊張していた様子が見られていましたが、子どもたちと触れ合い、笑い合ったりする姿が見られ安心しました。保育士はキラキラとしたお仕事だと思っていたが、 実際は大変な仕事だったという話が聞かれました。実際に保育士という仕事を体験してみて感じたことがたくさんあったことと思うので、自分なりに考え今後にいかしていってほしいと思います。
業務を依頼しても嫌な顔一つせず積極的に手伝っていただきました。今後も私どもにお手伝いできることがありましたら、いつでもお声がけください。今回参加してくださった生徒の皆さん、お疲れ様でした。
介護を目指している生徒だったので、介護の仕事に一生懸命取り組んでいる姿が良かったです。短い期間でしたが介護を含む様々な職種の仕事を体験できたと思うので、この経験を今後の進路決定に役立ててほしいです。
【保護者の声】
体験が始まる前は、少しでも働く上での責任やルールを学んでくれたらと思っていました。ただ、事業所へは一人だけの派遣だったため、親としても不安がありました。実際に始まってみると、職員や利用者の皆様が優しく大きな心で接してくださったようで、子どもの成長を感じることができました。
4日目の夜、何度も「楽しかった。また行きたい。」と話していました。夢や目標に一歩近づけた体験だったと思います。生徒に寄り添い、たくさんの仕事を教えていただいたおかげで充実した活動となったようです。
今まで接したことのない社会で、緊張したようですが、働くことの大変さや、様々な職種のおかげで自分たちの生活が成り立っているんだということに親子共々気付くことができました。
来年度も同時期に開催する予定です。さらに生徒が選択肢を増やし、地域で働くよさを実感することができるよう、新規の受け入れ先事業所を募集しております。お気軽に教育総務課学校教育班担当までお問い合わせください。








