潟上市立
天王小学校

文字サイズ
縮小 通常 拡大
背景色

ゴッホのひまわり

ゴッホのひまわりと天小のひまわり

オランダで生まれフランスで活躍したゴッホという画家の「ひまわり」の絵はとても有名です。実はこの絵に描かれたひまわりの花が天王小学校に毎年咲いているのです。

どうして天王小学校にゴッホのひまわりの花があるのでしょう。ゴッホはひまわりの花がとても好きだったらしく、13枚もの絵を描いています。日本の安田火災海上という会社が、このうちの1枚を買い求めました。やがて絵が日本にやってきました。その時、絵に種もつけられていたそうです。

「この種をどうしようかな。」と考えたその会社の人は、こんなことを思い出しました。「たしか、学生の時の友達が小学校の校長先生をしていたなあ。」その校長先生が、天王小学校の第40代の校長先生、保坂廣治郎先生です。

買った会社の人は早速、保坂廣治郎先生に連絡をしました。「久しぶりだね。元気かい。ところで私の会社でゴッホのひまわりの絵を買ったんだけど、種もついてきたんだよ。どうしようかと考えた時、君が小学校の校長先生をしていたことを思い出してね。君の学校でこの種を植えてみないかい。」「あのひまわりの絵の花か。それは是非本物を見てみたいものだ。天王小学校の子どもたちにも見せてあげたい。ありがとう。私の学校で植えるよ。種を送られてくるのを待っているよ。」

こうして天王小学校に「ソレイユ・アンサブル・グラン」という品種のひまわりの種が4粒届けられました。その4粒のうち1粒が芽を出し、大輪の花を咲かせました。そこから種を採り、次の年に植え、それから毎年大きな花を咲かせています。

天王小学校の総合的な学習の時間の名前「ひまわり学習」はこのゴッホのひまわりにちなんで名付けられました。

ひまわりの花言葉は「あなたはすばらしい」です。天王小の子どもたちは、この花言葉にぴったりのキラリと光ったものをもっている子どもたちです。